レポート600枚書いた、落ちこぼれの話。

落ちこぼれでした。

お昼間働きながら、
夜間の美容学校に通っていた時

自分で決めた道で
もう逃げ場がないっていう状況にもかかわらず
目先の楽しみとか
ちょっとめんどくさいなーっていう気持ちとか
そもそもエステのためだし、美容師になりたいんじゃないしなーとか
何かしらの理由を(理由にもなってないけど)をつけて
たぶん・・・

理論の授業、ほとんど出てない

んじゃないかな。

国家試験があるから、
実技は何としても教えてもらわないといけないけれど

なんといっても
物理とか化学が再び現れた挙句
解剖学、生理学、皮膚科学・・・
いわゆる理論が本当に分からなくてつまらなくて

国家試験に受かればいい
ってことは、学校の試験で合格点取ればいい

なんて思ってサボってる、本当にふざけた生徒でした。

その後、まさか自分が学校の先生になるなんて思ってもいなかったし
ほとんど授業の記憶がない
解剖生理学の先生
になるなんて。

美容学校の先生方が知ったら
わたしの生徒さんのことを心配しちゃうだろうな(笑)

そんな最低な生徒だったので、
のらりくらりと校内の試験をギリギリ通過して
待っていたのは・・・

レポート600枚提出

という、出席不足によるペナルティ。

そのレポート用紙も学校指定のものを買うので
学費も交通費も自分で働いて支払っていたわたしは
約20,000円(当時。20年以上前)
という金額に、

なんてことをしてしまったんだ・・・

と大後悔しつつ
真夏の名古屋という過酷な環境で
卒業のためにひたすらレポートを仕上げたわけです。

無事に卒業もできたし、
インターンを終えた後、上位のクラスに戻って学びも深められたし、
国家試験も受かったし、
本当に、今でも先生方には感謝!!しかありません。

いやーしかし。
こんなわたしが
解剖生理学の先生
だなんて。(二度目)
しかも、それが15年以上も
お仕事として続けられているなんて。

決して、当時の解剖学の先生がどうっていうことじゃないんです。
完全に、わたしの怠惰。

ただ。わたし、

解剖生理学、むずかしい。
解剖生理学、分からない。
解剖生理学、つまらない。

っていう人の気持ち、分かりすぎるくらい分かります。

こんなに自分のこと学べて
こんなに誰かのこと学べて
こんなに感謝と感動がぎゅーぎゅー詰めの学問なのに

やっぱり、とっかかりが難しい。
科目名も画数多すぎて第一印象悪い。(笑)

だけどね、
どんな人にだって、人生の中で一度は知ってみてほしい。

決して、
生物が好きだった学生でもない
決して、
皆勤賞で優秀な生徒だったわけでもない

こんな落ちこぼれでも
15年も解剖生理のハナシを続けて
しかもずっと尽きることなく飽きることなく愉しく話し続けているってことは

わたしたちのからだが途方もなく魅力的だ
ということなのだと思うから。

ネタが尽きない、というのは
わたしたちが生き続けているからこそ。なのですが、
近ごろよく
「あみ先生は、どうやって勉強しているんですか??」
「あみ先生みたいにはしゃべれない」
という声もいただくので、
そもそもわたしみたいにしゃれべる必要がないことも含め
このことについては、また改めて。